ワン・シャオフォン、胡弓奏者。
　中国北京市生まれ。６歳より、中国東方歌舞団首席胡弓奏者である父王全忠に胡弓を学び、後に北京中央音楽院教授張韶氏に師事。1987年来日。千葉大学文学部行動科学科（東洋哲学専攻）卒業。近年、ソロリサイタルを始め、全国各地での演奏活動を展開している。2000年4月に初のCD「燭影揺紅」をリリース。
　中国胡弓の伝統的演奏を重視するとともに、日本の曲、西洋の曲などの演奏も積極的に手がけ、その透明な音色は多くの人々を魅了している。日本の伝統芸術にも深い関心を寄せ、2001年9月には国立能楽堂での史上初の胡弓演奏を行った。また、重要無形文化財総合指定能楽師松山隆雄氏とともに新作能の制作に携わるほか、雅楽やコンテンポラリーダンスとの共演を行う。また、協和発酵のテレビCM音楽を担当するなど、胡弓の作曲、演奏を通して、ジャンルを越えた新しい芸術の可能性を追求し、幅広い活動を行っている。
　朝日カルチャーセンター千葉の胡弓講師をつとめるとともに、所沢松郷、相模原松山隆雄能舞台、千葉、新宿にて胡弓教室を開講し、日本における胡弓の普及に貢献している。

http://www.erhulive.com/